分かるということ
湖にボートが浮かんでいます。
そこに人が乗っていますが、その人はいつまでもそこに居るだけ。
オールを手にして漕ごうとはしません。
不思議に思って、声を掛けます。
「何をしているのですか?」
その人は答えます。
「東の方に行きたいんですけど、どうしたらいいのか分からなくて・・・・」
「ああ、東はあっちですよ。 この岸を右手に見ながら進んでいくと、湖の東に出ますよ」
「そうか! あっちだったんですね!? 良かった。 お陰で分かりました。 ありがとう!!」
「いいえ。 どうぞお気をつけて」
そう言って別れて2時間後、そこを通りかかって驚きました。
・・・・・・何と、さっきと同じ場所に、まだボートが浮かんでいるではありませんか!!
思わず声を掛けます。
「どうしたんですか? オールが折れちゃったとか? 」
「いえ、オールはこの通り・・・・」
「あ、腕が痛くて・・・?」
「いいえ、腕もちゃんと動くんですが・・・・」
「分かった! 東に行こうと思ったけど気が変って・・・・?」
「いえ、東には行きたいんですけど・・・・」
「まさかオールの漕ぎ方が分からないとか・・・?」
「いえ・・・。 それは分かるんですけど・・・」
何かシュールな話になってしまいましたが、今日はこんな不思議な話から。
- [2008/06/24 18:39]
- 自分を変える |
- トラックバック(0) |
- コメント(9)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- | HOME |

