分かるということ 

湖にボートが浮かんでいます。



そこに人が乗っていますが、その人はいつまでもそこに居るだけ。



オールを手にして漕ごうとはしません。





不思議に思って、声を掛けます。



「何をしているのですか?」



その人は答えます。



「東の方に行きたいんですけど、どうしたらいいのか分からなくて・・・・」





「ああ、東はあっちですよ。 この岸を右手に見ながら進んでいくと、湖の東に出ますよ」





「そうか! あっちだったんですね!?    良かった。  お陰で分かりました。 ありがとう!!」




「いいえ。 どうぞお気をつけて」







そう言って別れて2時間後、そこを通りかかって驚きました。




・・・・・・何と、さっきと同じ場所に、まだボートが浮かんでいるではありませんか!!





思わず声を掛けます。




「どうしたんですか?  オールが折れちゃったとか? 」




「いえ、オールはこの通り・・・・」






「あ、腕が痛くて・・・?」



「いいえ、腕もちゃんと動くんですが・・・・」





「分かった! 東に行こうと思ったけど気が変って・・・・?」




「いえ、東には行きたいんですけど・・・・」





「まさかオールの漕ぎ方が分からないとか・・・?」




「いえ・・・。 それは分かるんですけど・・・」





何かシュールな話になってしまいましたが、今日はこんな不思議な話から。

先ほどのような話って、不思議に思えるわけです。




じゃあ、何で?


何で漕ぎ出さないの?



・・・そう思うんですね。





でもそれは、客観的にこの話を眺めているから。



自分の話に置き換えると、そうではなかったりするんです。





以前、自分の事を好きになれない方に、アファメーションを勧めたことがあるんですね。



アファメーションは一種の自己暗示で、新しい自己イメージを、言葉の反復で作り上げていく作業です。



ノートに向かって書き連ねることもあれば、天井に向かって言い続けることもあります。



スポーツ選手なんかが、鏡に向かって「勝ちだ! お前の勝ちだ!」って言うのも、アファメーションですね。



で、それをお勧めしたわけです。



「なるほどー、そんなのがあるんですね。  分かりました。 やってみようと思います 」



と、言われるのですが、結果的にやってない。   ・・・・・・ボートは、同じ場所で留まっているんですね。






「難しそうでしたか?」 と聞くと 「やれば効果ありそうなのは分かってるんですけどね」と。






いえ、この方が悪いんじゃないんですよ。


いろんな原因があるんです。




私のプレゼンやアプローチも、原因の一つです。




それをすることのメリットがちゃんと伝わっていれば、出来たかも知れないんです。






でも、一番の原因はハッキリしています。




「分かってないこと」 なんですね。








「頭では分かってるんですけど」っていうのは、「まだ」分かってないっていう典型的な答えです。




分かったら、動き出すだけです。 人間はそういうところは単純に出来ています。


それがどんなメリットを持つのかが分かったら、そうせずにはいられません。






動かないボートは、動くメリットが「本当のところ」分かってないんです。



だから「東に行きたい」とは言いながら、同時に、そこに留まりたいとも思っている自分の気持ちに引き戻されます。




ならば、ボートはずっと動けないままなの?




いいえ。


「動きたい」が、本人の気持ちであるならば、ちゃんと動けます。





動けないボートも、あることを分かればいいんです。





×  分かってから動く


○  動くから分かる







本当はみんな、分かってから動きたいんです。



本当に納得が行ってから、そうしたい。




これをすると痩せるよっていう証拠を完全に集めてから、そのダイエットをしたいわけです。






でもね、分かるまで動かないのは不幸なことかも知れないのです。





人生は80年。


大切なことにやっと気づいたら、その時にはもう終盤かも知れません。






湖の水はゆったりだけれど、大切な大切な時間は、流れて行ったら二度と戻れません。





だから、分かっていたらそうすればいい。


分かっていなかったら、分かるために動けばいいんですね。





分かるっていうのは、そういう分別の事なんですね。 2つのパターンへの。






みんなのボートが、行き着くべき場所に向かって進み続けられますように!





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コメント

こんばんは〜^−^
そうですね。。。
いくら口で、わかりましたと言っても
行動しない、うつそうとしないとかって自分が納得出来ていないんですよね。
それでも、しぶしぶしなくちゃ!なんて思いでやってる仕事なんて身につくはずもなければ、やりがいも無いわけで^^

>分かっていなかったら、分かるために動けばいいんですね。

私もこれに似た事を仕事でよくいうかなぁ〜^^
出来ないとか、したくないとか、理由をつける前に、まずはやってみて!
しない前から答えを出すには早すぎる。。とかなんとか

確かな答えがあれば、突き進むのは安心でしょうが
確かな答えが無いものだからこそ、新しい発見もあるということもあり。。
同じ時を過ごすなら、ゆらりゆらりと同じ場所に止まるよりも
ほんの少し背中を押して見ることの必要性を感じて生きていたいなぁと思います^−−^


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ayaさん

みんな同じなんですよね。
動けない自分を歯がゆく思いながらも、動く動機を何かに貰おうとしてる。
新しい自分になるときは、本を読むより新しいことをやってみる方がいいと、そこまでは分かってるんですよね。私も。(^−^)
やればわかるさ!っていうのは、私たちが知りたい究極の答えかも知れませんね。

じっくり考えてから一本進む

とにかく進んでみて考える

私はとにかく進んでみて派かなぁ

でも深く考えず失敗も…

いかんですね(笑)

この話は

ビジネス系の本を読むと良く出てくる話ですね。
まずは行動
これが出来ないから成功しないと
結構綴ってある物の
それを見て解ってるはずなのに動かない自分
じっくり行けば良いんだよ
なんて、甘いことを考えてると
なんだかんだで、じっくり進んでるつもりが
全く動いていなかったりと・・・
出来ない、失敗すると思ってると
よけい動けない
失敗も勉強、動くことすら勉強

わかっているけど進めない♪w

多分、日本人の大半は今の現状を守ることに必至な人が多いのでしょうね

チャンスはいつでも転がっている
あなたは、ただ動くだけ

どっかの本で読んだ文章です♪

みるくさん

おはようございます。
よく考えずに失敗・・・・いいじゃないですか。素敵ですよ。
だって、多くの人はその出来ることが出来なくて、自分の評価を下げてしまっているから。
あとは、行動した結果を「失敗」と定義するか「前身」と定義するかの違いのような気がします。

kokinさん

そう! そうそう!!
それだけなんですよね。
どれだけ読んでも、思いと行動を繋げろと書いてあるだけです。
で、成功者は成功の法則が分かったから動いた人だと思われています。
みんな、動いたから分かっただけなのに。
だから、成功者の言うことは同じですね。本を読んで読んで読んで飽きたころに行動する・・・・それでも構わない気はするんですけど。(^v^)

ダイエットすることにしました

今日「プチ断食」って言うのを買ってきました。一日の一食をこれにします。「これやせるよ」って言う証拠を集めたわけではありません。んなことより私はやせたら今よりいい女になるに決まってるからです。
私が証拠になってやるさ☆へっへ〜

といいつつ、たった一日で早く挫折しそうです。おなかがすいてたまらん・・。もう何かしでかしそうです。。

三毛姐さん

やせたらもっと綺麗になるっていうのは、すごくストレートな挫折パターンですよ。(笑)
もう一人の姐さんが、「そんなことせんでも、もう充分でっしゃろ。無茶しよりはりまんなあ」と囁いたのでしょう。
そのダイエット食品、送ってくらはい。(^v^)

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